ワンオペ育児、困る生活vs幸せ生活12
性的な表現があります
苦手な方はスルーしてください
一人になってから思い返していました
彼は、私のトイレをしているところが見たいと懇願してきました
その姿は、執拗でありながら、悪意が無いようにも見えました
お願いします!
…えー嫌だ
お願いします!
お願いします! …
…
土下座する彼の姿が、私を追い詰めました
引きつっている私の表情を見ることもありません
大人の外見でありながら、言っていることは幼いのかなんなのか
いや、アブノーマルなのか
本当は危ない趣向の人なのか
わからないけど、でも今それを考えている余裕はない
あまりにもギャップがありすぎて戸惑う
嫌なことをさせておいて嬉しそうな悔しそうな彼の表情を思い出してました
そこには私の存在はなかった
私を気遣う言葉も、気遣う様子のかけらもなかった
理解できる範囲を超えていた
今思えば泣いて逃げ出していればよかったのだろうけど、そんなこと思いつきもしなかった
私は混乱していたのだから
一体これは何なのだろう、かれはどういうつもりだろう…
考えれば考えるほど訳が分からなくなって頭痛がした
再び、恐怖を感じた瞬間
私が彼に『別れよう』とメールを送ってから、彼はすぐ行動を起こしました
私が住んでいたアパートの駐車場に車を止めて1冊の本を手に持って出て来ました
それを私の車のドアを開けて投げ入れました
私よりも約1.5倍はある体重の彼が、乱暴に扱った本は、私が以前彼に貸した性教育の本でした
どうして、この本を彼に貸したかというのはまた別の時に書きたいと思います
私は彼に不可解な気持ちと不信感を持っていたので、この乱暴な扱いを目の当たりにして恐怖を感じました
ただ、本を投げただけです
しかし、明らかに不機嫌な彼の態度、理解不能な彼の内面、これらの違和感が恐怖を大きくしてました
私には彼の全てがわかりませんでした
彼は車にとにかく乗って欲しいと言いました
私は彼の車に乗りました
話があるだろうと思ったからです
そして、この時は昼間でした
暗かったら乗らなかっただろうか…
わかりません
ただ、乱暴に扱われたことが、自分に暴力を振られたように怖かったのもあって、彼の言うことを最後だと思って、車に乗りました
運転しだした車は、特に普段と変わりはなく、乱暴な運転ではありませんでした
一変してすぐに彼の怒りオーラはスーッとなくなっていき、様子が変わりました
私の片手を取り、運転しながら謝ってきました
彼は、何度も何度も私の手を握り直して、謝りました
嫌だなぁという気持ちがありました
しかし、彼は手を放してくれませんでした
私が良いよと言うまで待っている様子の彼でした
彼は、彼の思いを一方方向に強く進めて、私がそれに従うまで執拗に粘る、というパターンを持っていることに私は気が付いていませんでした
彼は純真なのかもしれない
悪意はないように思う
実際に痛い思いをしたわけではない
そう思い直しました
そして、彼の手のぬくもりはその時私に足りてなかったものを埋めてくれているような錯覚を私は感じてました
手のぬくもりが温かいと思ったのです
狭い車内で、私は複雑な気持ちで「良いよ」と言ってやっと解放されました
*
私の経験が、どなたかの気付きやヒントになれたら…そう思って書いています
ブログ素人で、文章の構成が下手であったり、言葉が足りなかったり…などあると思いますが、気が付けばお直ししていきたいと思っております
不定期で更新しています
また、お付き合いくださいましたら幸いです