嫉妬による赤ちゃん返りに、消耗しながら対応してました
下の子が生まれると上の子は「たった昨日まではママと2人きりだったのに、いきなりライバルが現れた!」と、ショックを受けているかもしれませんね。
小さな赤ちゃんにママを取られてしまって、どうしたらいいかわからない…(泣)という気持ちにもなるかもしれません。
それをうまく言葉で言い表せないので、泣いたり怒ったり癇癪したりすることが多くあると思います。
こういう時、ワンオペ育児だと本当に大変なんです。
体も疲れるし、精神的にもぐったりします。
でも自分のことはさておき、赤ちゃんのお世話や上の子の相手をしなくてはなりません。
休む間がないのですよね。
筆者は本当に病みそうでした…。
実際の体験談
毎日毎日母乳をくれて寝かし付けをしていました。
すると、上の子が寂しがってしまうのです。
いろいろと試してみていました。
- 下の子の後ろに上の子を寝かせる
上の子の顔は見えますが、体が接していないので寂しがってしまいます。お話していても、目の前にライバルの赤ちゃんがいるので不安になってしまうようでした。 - 私の後ろに上の子を寝かせる
授乳しているので体は赤ちゃんの方に向いていますが、なんとか顔だけ後ろに回せるだけ回して、上の子を見ながらお話して寝かしつけてましたが、なんとなく物足りそうにしていました。
後者の、体は下の子向き、顔は上の子向きにしていたことを今思い返すと、吹き出してしまいそうですが (笑) 当時は真剣にやってました。
でも体制が辛くなって、上の子は赤ちゃんの後ろに寝かせることが多くなりました。
上の子が諦めて寝付いていく様子や、月日が経つうちにだんだんと赤ちゃんを受け入れようとしたり可愛がろうとしている様子も見えてきました。
そういった様子を見せてくれた上の子の成長に、ウルっとしたかったけどそんな余裕もなく、ただ目に焼き付けて見守っていました。
別の日でも覚えていることがあります。
それは、スーパーへ買い物に行った時のことです。
上の子が使っていた抱っこひもを、下の子に使ったのです。
上の子と下の子の生まれた季節が全く違うために、2つ買ったのですが、季節が変わったので上の子のものを借りたわけでした。
それを、スーパー内で気が付いた上の子は、突然泣き叫んでしまったのです。
周りの人たちは、悲痛な叫びに何が起こっているのかと、私たち親子を心配そうに見守っていました。
上の子は泣き叫びながら抱っこひもを引っ張って、駄々をこねてしまい、いくら話しても、何度ごめんねを言っても、全く終わりませんでした。
あの時は本当に悪いことをしたなぁ…と思いました。
それと同時に、心身ともに、くたびれました。
上の子は失恋したような気持ちでしょう。
その気持ちが伝わってきたから私もとても辛かったです。
赤ちゃん返りをなだめる方法
これはもう、上の子を満足させるしかないと思っていました。
どうしたら気が済むのか、この子の何の希望を叶えればいいのか…。
上の子の願いの本質的なところは、今までの二人きりの生活を取り戻したい…ということだと思います。
それは、私が感じていたように、上の子も二人きりの生活が幸せに感じていたのだという証明でもあると思えました。
そしてその必死な願いを、怒って取り下げてはいけないとも思いました。
しかし、二人きりの元の生活には戻れませんので、母として困るわけです。
上の子の気持ちもわかる、しかし下の子のお世話もしなくてはならない、母として下の子も可愛がりたい…という風に、いろいろな葛藤を感じてしました。
苦肉の策とでもいうか、上の子の願いを違うものに代用して、かなえていくようにしました。
- 2人だけで寝たい→2人でおやつを食べよう
- 2人で公園に行きたい→2人で行っていた公園に行こう。パンも買おう。
もっと他にも方法があったかもしれませんが、出来たのはこんな具合でした。
今振り返っても胸が熱くなります。
この消耗して疲労がたまり続けた日々も、愛しく、かけがえのない思い出です。
こういう経験のせいなのか、上の子は甘え下手です。
甘えていいの?と、心にブレーキがかかるようです。
気にせず抱っこしてやると、恥ずかしそうに戸惑っています。
すると下の子が怒り出します。
で、ケンカが始まります (;^_^A)
あの頃はこんな日が来るなんて想像もできませんでした。
子どもはたくましく成長してくれるものですね…。
しみじみしてきます。